ピーター・バークによる「文化史」概説

文化史とは何か

文化史とは何か

「訳者あとがき」によれば、原著は「学部学生向けの歴史学の入門書シリーズの一冊」だそうだが、目次の網羅性を見るかぎり、やはり訳者の言うように「単なる初学者向けの書物ではない」有用性がありそう。なお、バークでは時代の目撃者―資料としての視覚イメージを利用した歴史研究もチェックしておくべきだろう。ここでの「視覚」を、どう「聴覚」あるいは「諸感覚」へと拡張、あるいはずらしてゆくか。あ、『知識の社会史』が積ん読になってるなあ。。